ターゲット顧客層は、集客目的の顧客層とステンドグラスファン層

 ターゲット顧客層を、戦略的なターゲットとなる集客目的の顧客層とステンドグラスファン層の視点から分類してみました。
 前者(下記①)が潜在顧客層であるのに対し、後者(下記②)は顕在化している顧客層で、自分で所有し楽しみたいステンドグラスファンとも言える顧客層です。いわば、従来からのステンドグラス市場の顧客層です。商品次第で、ある程度の販売が見込める市場が存在しています。
 下図の顧客ピラミッドで示す3層の顧客層を形成するステンドグラスファン層なのです。

①集客施設の経営者や管理者で、富裕層やニューリッチ層を中心にした社会のリーダー層です。
 つまり、集客目的の顧客層です。
 ハローグラスでは、集客施設を大きな潜在需要先と見込んで、戦略的なターゲット市場(顧客層)に選定しています。
 ですから集客施設のステンドグラス市場として、新たに建材・家具・照明の業種でポジショニングし、しっかりと棲み分けする計画です。
 集客目的ですから、主役はお客様。
 お客様は、雰囲気を楽しむことで、幸せを感じ、リフレッシュして元気になりたいニーズを持っています。そして時折、お気に入りのレジャーや娯楽等の憩いの場(集客施設)を、訪れます。信頼や共感の喜びを感じているからです。
この好循環で、集客施設も増客・増収増益となり、双方が満足するわけです。
詳細は、こちらを参照して下さい ⇒ 集客施設・関連記事

②ステンドグラスに憧れる"20~30代女性"を中心にしたステンドグラスファン層です。
 この若い女性ファン層を中心に、小物インテリア品(ステンドグラス)等を購入する顧客層です。小物インテリア品には、類似品などを含めた種々雑多な商品があります。
 さらに、ライフスタイルに合わて趣味のステンドグラスで、部屋や住まいを飾りたいニューリッチ世帯のファン層も存在します。
 いずれも、現在のステンドグラス市場に関心を持ち、気に入った商品があれば、購入しても良い、と考えているファンや愛好家の顧客層です。
 過去のハロ₋グラスの創業プランでは、この顕在化した顧客層をターゲットにした商品を企画してきましたが、自信あるプランには至らず終いでした。

 この反省を踏まえ今度のプランは、①の集客施設を標的市場にした戦略を核に据え、創業当初の経営維持を図る収益確保を目的に顕在化している②で補完するプランです。
 集客施設の主力商品の一つとして、格子型ステンドグラスが念頭にあります。

 商品構成からみると、①の集客施設商品と、②のステンドグラスパネルや小物インテリア品などの商品ミックスになります。
 この商品構成を、具体化することで、自信の持てる販売計画を作成したい。ここが、創業プランのクリティカルパスだと思います。
今後、この視点から商品企画を具体化する予定ですが、何時になることやら・・・。

 ターゲット顧客層は、集客目的の顧客層ステンドグラスファン層(三層の顧客ピラミッドとも言えます。

富裕層(年収3000万 円以上の人達で、人口の約 1.2%を占め全国に150 万人) その多くの人が事業経営して おり、集客したい、ニーズを 持っています。
ニューリッチ層(年収10 00万円以上の600万世 帯) 趣味を活かしたライフスタ イルを持つ地域社会活動のリーダーで行動派の女性。部屋や住まいを飾りたい、ニーズを 持っています。
専門職で働く20~30代の女性(全国に約600万人)趣味で 装いや部屋を飾りたいニーズを持っています。
 以上のターゲット顧客は、購入に携わり所有する視点の人達(直接的なターゲット顧客層)です。

 これ等のターゲット顧客層は、イノベーター理論(普及率)のイノベーター層(2.5%・300 万人)及びアーリーアダプタ層(13.5%・1600万人)に重なる部分が多い、と推 測します。
 特色として、珍しがり屋・新しがり屋や自慢したい等、積極的で上昇志向が強く、珍し いモノ・新しいモノを探し出すと誰よりも早く手に入れ、人に見せ自慢したい等のニーズ を持っています。

 また、イノベーター理論の視点からみるターゲット顧客層は、何となく現状に物足りず、珍しいモノ・新しいモノを探し求める生 活に余裕のある人達や集客したい経営者です。 装いや部屋、住まい、店舗やレジャー施設、宿泊施設、福祉・公共施設等を飾り、癒しや 感動を自ら享受したり、集客に利用したいニーズを持っています。

 以上の所有する視点と別な、

④所有せずに楽しみたいニーズを持つ間接的なターゲット顧客層の存在があります。
 それが、集客施設のお客様です。
全ての消費者が対象になり、大きな潜在顧客層を形成しているわけです。

 ハローグラスは、ここにスポットを当て、顧客創造する戦略です。

migaki220.jpg

 

投稿日:2020年02月07日