独自のガラス板ＮＣ加工。多角形化ＮＣ加工法で新しい価値創造
ガラス板・石板・セラミック板等の硬脆性材料は、硬くてもろい材質のため 金属と同じ機械加工法では割れ易く刃具の損傷も著しく難しい。
これを解決したのが独自技術の『多角形化ＮＣ加工法』です。
本加工法は、第一工程で多角形化した線分をＮＣ切断して多角形状化し、第二工程で未加工残部をＮＣ研磨で、所定形状（自由形状）に輪郭形成する研削加工法です。
特徴は、金属部品加工業の設備（汎用ＮＣ工作機械）と加工技術で、実現できる手軽な加工法です。
具体的に、本特許加工法専用のソフトウエア（ガラスピースＮＣ加工用ＣＡＤ・ＣＡＭシステム）を自社開発し実現した。
概要（下図「）は、区分けＣＡＤと多角形化ＣＡＭで構成し、型紙・ＮＣプログラムを出力する。
ガラスピースの加工工程概要
１．処理概要は、パソコン上の本加工法専用ＣＡＤ・ＣＡＭシステムを運用して、
１ 区分けＣＡＤで、形状を確定し、デザイン図・型紙・
形状データ（ＤＸＦ仕様）を作成する。
２ 多角形化ＣＡＭで、形状を多角形化しＮＣプログラ
ムを作成する。（個々のガラスピース）
下図は、専用ＣＡＤ・ＣＡＭソフトウェアシステム・プロセスチャート
２．型紙に合わせ、素材を選び、材料取りする。
３．ＮＣプログラムの指令によりＮＣ工作機械でガラスピースを加工する。
１ 自由形状のガラスピースを切断（輪郭）加工する
２ 自由形状の切り抜き加工をする（未テスト）
３ 自由形状のガラスピースの面取り加工をする
４ その他（上記の金属加工）
４．仕上げ加工する。
ガラス板ＮＣ加工の新しい価値とは、
【複雑形状、断面の美しさ、均一品質・量産でデザインの幅が拡がったこと】
独自のＮＣ加工法とは、『多角形化ＮＣ加工法』で、硬脆性材料板（ガラス板、ステンドグラス板、石板、セラミック板、陶板等）の難削材加工法です。
ガラスピースの工業生産化のことで、ステンドグラス専用ＣＡＤ・ＣＡＭソフトウェアシステムを中心にした独自の多品種少量生産システムです。
新規性は、多角形化ＮＣ加工法で均一で高品質のガラスピースが量産可能になり、半田付けしないステンドグラスの新しい価値が生まれたこと。
優位性は、半田付けしない用途を拡げる商品づくりが可能になり、デザインの幅が拡がったこと。
結果として、断面の美しさ、均一品質・量産でデザインの幅が拡がったこと等の特徴が生れ、新しいタイプの『縁なしステンドグラス』の商品概念が生れたこと。
投稿日：2018年05月26日
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