区分けCAD、マウスで区分けトレースする簡単入力

 区分けCADは、製品サイズと相似形にトリミングした画像を区分けトレースし、区分け図・デザイン図を作成し、次に個々のピースを抽出して、型紙・形状データを作成するCADシステムです。

 特徴は、区分けCAD画像トリミング・区分けトレースで区分け図作成・ピース作成で型紙・個々の形状データ作成する処理手順です。

【フローチャート】

figcad.jpg


1. 画像トリミング

 入力画像から製品となる画像部分を任意にトリミングする。
最初に製品サイズを設定すると製品と相似形になるフレームが表示され、カーソル操作で拡大・縮小・任意の位置を
自由に選択することが出来る。
確定すると、フレーム内の画像をトリミングする。

2. 区分けトレース

 トリミング画像(下絵)上を図形要素(直線または円弧)でトレースすると、区分け線となり区分け図ができる。
完成した区分け図は、全ての図形要素の始点または終点は、隣り合う図形要素の始点または終点と接続していることが条件となる。

 区分けトレース図(大賀蓮の例)

home2.jpg

3. ピース作成(自動化)

 区分け図を構成する図形要素から、個々のピースを構成する図形要素を自動抽出して、当該ピースを自動生成する。
この時、区分け線より隙間(半田付け代に相当する分)だけ小さな形状に自動展開することができる。
 個々のピースは、筆描きで図形要素同士が接続した形状図形となり、終了点は開始点に戻る形状データとなり、ファイル出力を繰り返して、全てのピースの形状データ(DXF仕様)を自動生成・ファイル出力する。
また、デザイン図・型紙を印刷することができる。 

 型紙やデザイン図(大賀蓮の例)      

home1.jpg

投稿日:2018年05月24日