創業ストーリーとして、創業の動機を見える化すると構想が整理できた

 顧客メリットを中心にしたプレゼンをパワーポイントで作成するため、手始めに"ハローグラスの強み"のプレゼン資料から顧客目線の部分を抽出し、これを基礎に作成する方法を考えた。

 以前、記事(プレゼン用の顧客メリットを作成してPRに活用することにした)でも書いたが、復習すると。

 商品の特徴を買う人達に伝えることです。

 それも、技術的特徴ではなく、買う人達にとってのメリットを伝えること。つまり、顧客メリットを書く、ということだった。

 顧客メリットならば、一言で言えば、商品コンセプトの"ステンドグラスの癒しや感動"になる。が、これでは大雑把すぎて、縁なしステンドグラス特有のメリットとしては不十分。

 伝統的な半田付けによる方法は、ステンドグラス板を素材にした手加工品質で作れる数少ない代表的な商品だったわけで、半田付けが大前提だった。

 しかし、この手加工による方法は、加工が難しく素材を活かし切っていない現実が大きな課題としてあった。

 もっと、素材力のある美しいステンドグラス板(セールスポイント①)を活かし切ろう、と考え、NC機械加工による高品質のガラスピースの加工法を開発し、その高品質のガラスピース強み(デザイン通りの形を、滑らか仕上げで機械部品並みの精度)から浮かんだアイデアが、"ガラス側面の美しさが見える"のセールスポイント②で、これが新しい顧客メリットの基点になると考えた。

 その特色を具体的に言うと、セールスポイント③シルエットの美しさであり、セールスポイント④均一品質の量産効果の美しさであり、セールスポイント⑤一部ステンド化で余白が活きるスッキリ感の美しさだった。

 これ等を総称し商品コンセプトとして、"上質なスッキリ感・クリア感・キラキラ感の美しさ"と表現した癒しや感動(心地良いスッキリ感・クリア感、わくわくするキラキラ感で、生活に輝きを!)のメリットがあることを伝えていたが、接着ステンドグラス以外にも商品化の可能性があることに気付いた。

 ならば、一層素材を活かし切ることができる、とアイデアは発展した。多様な組立方法を検討し、商品の新たな用途(幅)を広げることを、考えた。

 その結果、共感するデザインと商品構造(組立方法)との組み合わせからなる新商品に行き着いた。

 接着する商品として、『未来のステッカー・接着ステンドグラス』や複層ステンドグラス等。

 接着以外の商品として、『どこでも配置・ステンドグラスキット』やネックレス・ペンダント・ステンドグラスパーツ、オブジェやモビール等

これ等をまとめて、"ステンドグラスの実る木"構想に発展した。

 今回、創業の動機を、ストーリー仕立てで見える化してみたところ、創業ストーリーとして構想がスッキリ整理できたので大きな収穫になった。

これが、課題に対する解決策になり、この"縁なしステンドグラスの実る木"構想で創業することを改めて決意した。

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近場の公園をハシゴしながらウォッチする一環としてまゆドームへ行き、いつものコースを一周し正面に近づくと、ネコヤナギを見つけた。既に、猫じゃらしのようになったネコヤナギが風に揺れながら光っていた。 nekoyanagi31.jpg

そのアップを、パチリ。銀色の綿毛のような塊が柔らかそうで、優しいイメージに変身していた。

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ときに、ハローグラスでは、花図案に始まるステンドグラス加工品の美のおもてなしで、癒しや感動サービスを提供し、楽しくて心健やかな生活を応援する感性ビジネスを考えている。

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投稿日:2017年03月30日