強みを活かす経営とデザイン、聞くだけで終わりでなかったことが、うれしかった

 タイトル『強みを活かす経営とデザイン』、サブタイトル『デザインが経営にもたらす価値』と言う難しそうなセミナーを12月4日、講師は手島彰氏。

 非常に興味を持っているテーマでもあったが、抽象的でなかなか理解できない部分が多い、多分、ブランディングの話だろう、と想いつつ受講した。

 予想通りブランディングの話になり、解り易い話に吸い込まれるように聞き入ったが、盛り沢山の内容に時間と共に頭はパンク状態。結局、聞いている時は理解したようでも、徐々にブラックボックスが発生していた。

 とは言え、マーケティングの内容と、組合わせると理解も進んだ。

 初めて聞くフレーズに『スタイルとスタンス』があり、戸惑った。スタイルとは、買い手の生活スタイル。スタンスとは、売り手の立ち位置、即ち強みを企画・コンセプト・デザインすること。

 マーケティングの顧客ターゲットやニーズと強みを取り入れた差別化した商品コンセプトとも想えた。双方の一致点を絞り込むことかなとも。

 『キャラ立ち』も初めて聞く言葉だったが、意外性や一点集中突破、フォーカスなどのキーワードから差別化や絞り込みで生まれる個性(キャラクター)と、ここでもマーケティングのSWOT分析の話もあった。

 戦後の日本を振り返ると、価格⇒品質⇒デザイン⇒ブランドと推移した。品質も良くなり、製品等のデザインも良くなった。なのに、バブル以降売れない時代が続いた。

 で、現在の成熟した日本の市場では、ブランディングした差別化が必要、選ばれなければ意味がない!

選ばれるには、『他とどこが違うか』、『お客様にどう伝えるか』、企業イメージが大事、なのだが、何故か肝心の理由を未だハッキリ理解していない。一番納得したいところなのに、もう少し詳しく聞きたかった、が実感だったが、90分セミナーの限界、と思えた。

 分かり易い話と豊富な例に感じ入り、自分事として考えながら聞いていた。

 すると、今まで無頓着だったロゴマーク(ハローあおい)を、企業イメージとして『輝く笑顔』のフレーズに結びつけるとか、企業カラーもステンドグラス映えのする黄色とブルーにしようとか、一歩踏み込んだ課題が生れた。曖昧ではなく、選ばれるためにハッキリしなければ。これだけでも、大変な刺激だった。

 もう一度、じっくり聞いて、自分事として落とし込み自己レビューしたい気分に襲われた。ただ、聞くだけで終わり、のセミナーでなかったことが、うれしかった。

 今後のことを踏まえ『ブランディング』を、記事の目印としてタグ設定した。(記事上部の関連キーワード欄に表示される)

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投稿日:2018年12月04日