白粉が染み出たようなハンゲショウの葉に、蓮の葉に下りた霜を・・・

 そろそろ、ぐんまフラワーパーク・花菖蒲畑の水辺でハンゲショウが咲き出しているだろう、と撮りに行く。

 木道を越えて花菖蒲畑まで広がり、木道から花菖蒲を撮るのと同じようにハンゲショウを撮ってみた。

 白粉が染み出たようなハンゲショウの葉に、葉脈が浮き上がった様子を、パチリ。 

hangesho16.jpg  『葉が白くなる花』で検索してみると、該当する花は少なく、その代表がハンゲショウだった。

 右側の白いハンゲショウと手前の芽吹いたばかりの巻いている花穂のような葉に、水芭蕉のイメージが・・・。じぃ~っと凝視すると白い布をまとった4~5人の若い僧侶の立ち姿のようにも・・・、果ては葉脈からひび割れアートが浮かんで消えた。連想と言うには・・・貧弱だった。

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 最初に水芭蕉に見えた葉をアップしてみると、何でぇ~?、と自分の連想さえ疑った。感じたことを、ありのままに書いたつもりなので、仕方ない。感じるとは、矛盾さえも含んでいるのだから・・・。

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 葉に霜が降りた様なところを、パチリ。

 上野公園・不忍池で晩秋、未だ緑の残っている蓮の葉に、霜が降りた光景の写真を好んで撮っていた時期があった。

 白い霜が朝陽でキラッと輝き、ス~ッと消えてゆく瞬間の美しさを見事と想いながら撮っていた。今から27~8年前のバブルの弾けた平成の初めの頃だった。

その写真で作ったジグソーパズルです。

晩秋の蓮葉と霜風景。
              ピース数 30
蓮の葉に降りた晩秋の霜。白くひかり輝きながら溶けて消える瞬間は、見応えがある。会うは別れ、一期一会を思い出す。
 

 この7月3日で、29回忌になるが、美空ひばりの後を追うように9日後に逝った故人を『人生一路』を聞く度に昔を懐かしんでいる。偲ぶというより懐かしく想える程、時が経過した。

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 故人は、こんな真っ暗な闇のなかで、静かに眠っているのだろうか。灯明の光で浮かび上がったイメージのハンゲショウの丸みのある葉に一瞬丸い笑顔が重なった気がした。まばたきした瞬間だったのかな。

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 横からアップで、パチリ。

あれ、また、水芭蕉のようなイメージ。否、心眼に写っているのは故人の笑顔だった。

 今年も、たちあおいの丸い笑顔のような花を、撮りに行きたい。そろそろ、見頃になってきているはずだ・・・。

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投稿日:2017年06月29日