くちなしの花と撮っていたのは、バラのハマナスだった。見比べると・・・

 ぐんまフラワーパークのイングリッシュガーデンに向う香りの散歩道で、くちなしの花を探していたらピンクのつぼみを一つ見つけた。

 確か昨年、この辺で咲いていたはずと探したが、白いくちなしの花は見つからなかった。 代わりにピンクのつぼみを見つけ、ピンクのくちなしの花もあるだろう、位に気楽に想像して、パチリ。

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 一週間後の今週初め、白いくちなしらしい花が群生するように咲き出していたので、この場所で間違いなかった、と思う反面、群生はおかしいと、少し疑問が生まれていた。くちなしならば、こんもりした低木の茂みになるのが多いだろう、と想像していたから・・・。

 さらに、写真を撮ろうと見つめるに連れ、本当にクチナシなのかな、と疑問が膨らむ一方だった。花弁や葉にも独特の厚みがなくくちなしらしくなかった。さらに、顔を近づけてもくちなしの花・特有の甘い香りがしないのだ。

 それでも、八重咲きのくちなしの花だろうと、パチリ。

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 こちらも、一重のくちなしの花だろうと、パチリ。

 くちなしの花は6弁花なのに様子が違う・・・と、撮りながらも段々自信がなくなってきた。

 本当に、くちなしの花なのか?

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次に、赤紫というか、すみれ色のくちなしの花を、パチリ。

 くちなしの花は一般に6弁花のはず、にも拘らず5弁花なのでバラの花だろう、と想い直した。

 もともと、バラの区域でイングリッシュガーデンに向う香りの道なのだ。

 バラの中でも、ハマナスの品種だろう、と。以前、にしきのローズで撮ったハマナスを想い出していた。バラのハマナスは、海辺に咲く本当のハマナスにそっくりで、共にバラ科だった。

 そのハマナスの花には2週間の日程で北海道一人旅をした時、原生花園で目に焼き付いた花で、知床旅情の歌が流行る数年前だった。ハマナスの花と知床旅情は羅臼で体験した青春のとっておきの思い出になっている。

 そんな想い出を、接着ステンドグラスで、作ってみたい、と夢見ている。なので、ニーズの一つに、『あなたの思い出をステンドグラスで輝く思い出に』がある。

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 ところで、本当のくちなしの花を撮ろうと、浮かんで来たのが、まゆドームだった。ここには、立派なくちなしの木が、ポツン、ポツンと、こんもりと茂っている。なので、四方から見る事が出来、写真も撮り易いい。

 そのくちなしの白い花を、パチリ。

 ハマナスと見比べると、明らかに花弁の厚みの違いがわかる。比較することの大切さを、実感した場面だった。

 観察するポイントの一つに見比べることの大切さを、脳裏に刻みこんだ。

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 逆光で、パチリ。やはり、厚みの違いがはっきり判った。

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  くちなしは、6弁花で、稀に5弁花や7弁花が咲くという。

最後に、くちなしらしい6弁花を、パチリ。 くちなしは、甘い香りで判断するのが手っ取り早いようだ。kutinasi7.jpg

 ときに、ハローグラスでは、花図案に始まるステンドグラス加工品の美のおもてなしで、癒しや感動サービスを提供し、楽しくて心健やかな生活を応援する感性ビジネスを考えている。

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投稿日:2017年06月22日