販路開拓を目的にしたプレゼンを、ざっくりまとめてみた

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 ビジネスプランのブラッシュアップも一区切りつけた今、次のステップとして2つの課題に取り組むことにした。

 一つは、顧客参加型のネットショップの開発であり、その前作業として本ブログ(MT4)を目的ごとに分割し、MT6へアップグレードすること。

 もう一つが今回のテーマで『顧客メリットのプレゼンで販路開拓する』こと。

 つまり、ビジネスプランコンテストを始めとするプレゼンや交流会に参加し、顧客メリットを積極的に伝えることで販路開拓したい。

 販売予想について、ネットショップの訪問者数とコンバージョン率から推測した販売予測の他に、生の顧客にアプローチし意見を聞き、一層実感の持てるものにしたかった。

 さらに、パートナーとして仲間のような存在の人達を増やしたい、と考えた。

 その準備に顧客メリットのプレゼンデータを作成し、今迄に9回に分けて説明してきた。今回は、そのまとめを、ざっくりと下記の様にして見た。

① 最初は、手加工品質のガラスピースを、NC機械加工で、機械化メリットを狙った単純な発想だった。

 しかし、ガラス板の加工が難しく商品の種類を拡げる新たな用途開発が出来ずに素材力のある美しいステンドグラス板を活かし切っていない現実に気付き、大きな潜在ニーズがある、と推測した。

 そこで、課題を、『加工が難しく(課題1)、素材を活かし切っていない(課題2)』に、分けて考えることにした、。

 課題1の解決策として、NC機械加工による高品質のガラスピースの加工法を開発した。(詳細は⑨参照)

 すると、高品質のガラスピースの強みから、新しい価値である、"ガラス側面の美しさが見える"のセールスポイントが浮上した。

 さらに、多様な組立方法も可能とわかり、商品の新たな用途(種類)を広げることを柔構造・立体化で、素材を活かし切ることが可能になり、課題2も解決に向う。

 その結果、共感するデザインと商品構造(組立方法)との組み合わせからなる新たな用途の新商品開発に行き着いた。

 これが発展して 、"ステンドグラスの実る木"構想になった。

 課題2の解決策は、こうして出来上がった。

 <創業の動機を、ストーリーで見える化してみたら構想が整理できた> 

② 『何を』売るのか、について。 

 創業の強みになる"ステンドグラスの実る木"構想の体系独自商品を説明している。

 <ステンドグラスの実る木を、スローガンに掲げ創業することにした

③ 接着する代表的な独自商品として接着ステンドグラスを。その特徴や商品構造等について。また、ステッカー市場の1/1万の市場獲得を目指すことを・・・、と将来に期待している。

  <未来のステッカー、接着ステンドグラスとは、どんな顧客メリット

④ 接着する主な商品として『未来のステッカー・接着ステンドグラス』があり、接着しない主な商品として『どこでも配置、ステンドグラスキット』を挙げ、これ等の商品イメージをサンプルを活用し説明している。これ等の独自商品は、顧客が共感する商品です。

 <ステンドグラスの実る木の商品イメージを、サンプルを活用し見える化

⑤  どんな『ミッション(使命) 』に基づき、商品を販売するのか。

  ステンドグラスのある豊かな生活で、『あなたの暮らしに輝きを!』を、提案する。

 すると、ステンドグラスの癒しや感動に共感し、あなたの心が豊かになる。

 提案とは、ハローグラスの強みを活かし、かつ顧客の悩みや不安を解決する商品の提案です。 別な言い方をすると、商品コンセプトと顧客ニーズの一致した共感する商品の提案です。

具体的な方法は、ネットショップによる2段構えの販売戦略で、顧客に販売促進する。

 <ステンドグラスのある豊かな生活で、あなたの暮らしに輝きを

 『誰』に販売するのか、顧客ニーズ、市場ニーズについて。商品は、このニーズを満足させることのできる、役立つものでなければならない。

 顧客ターゲットを、三層の顧客ピラミッド、顧客の成長、イノベーター理論を踏まえて説明。また、顧客の不安や悩み~、その課題に対する解決策や効果を併記した。

つまり、『顧客メリット』について、説明している。

市場ニーズは、本物指向のステンドグラスのインテリア品で、部屋(住い)や装いを飾り、集客したい等で、ステンドグラス小物インテリア品市場受注加工品市場になる。

 <ステンドグラスの三層の顧客ピラミッド、顧客ニーズ、市場セグメント

⑦ 『どのように売るか』ネットショップによる2段構えの販売戦略について。

 さらに、顧客参加型のネットショップの特徴とサイト構築について。

 最後に、限定品販売と売上予想について。

どのように売るか、市場創造と顧客創造の2段構えの販売戦略

⑧ 以上の利益を上げる仕組みで創業した場合の目標について。ここでは、3年後のあるべき姿を数値目標(ゴール)で設定した。さらに、数値目標以外の『将来の展望や成長性』について。金属部品加工業との連携について。

 <あなたの暮らしに輝きを。ビジネスプランの目標(ゴール)と将来展望

⑨ 高品質のガラスピースを生産する独自技術から産まれた独自商品であること。確かな技術が基盤になっていることを顧客に伝え、一層の信頼を得たい、と考えた。

 鉄よりも硬くて脆く割れ易いいガラス板は、ガラス切りでも金属の機械加工法でも加工が難しい難削材の硬脆性材料板に属している。自社開発した『多角形化NC加工法』は、難削材加工法の一つであり、用途をステンドグラスのNC加工法として応用している。

 つまり、ステンドグラス専用CAD・CAMで、型紙やNCプログラムを生成するシステムである。

 <鉄より硬くて脆いガラス板は、金属の機械加工法でも加工が難しい難削材

 

 今後、時間を掛けながら、ブラッシュアップを重ねるつもりでいる。

 ところで、今日、『第7回高崎モーニングピッチ』に一般参加してきた。昨年に続いて、2度目の参加になるが、マイクの声が聞き取れない場面も多かった。補聴器を調整してもらわないと・・・。

 それと、プレゼンのスタートを、何から始めたら良いか、気になった。顧客の悩みや不安からスタートしているケースが多かったのだ。

 目的が販路開拓なので、私の場合も、顧客の悩みや不安から・・・、例えば、透明ガラスの衝突防止から・・・。再検討したい。

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 ときに、ハローグラスでは、花図案に始まるステンドグラス加工品の美のおもてなしで、癒しや感動サービスを提供し、楽しくて心健やかな生活を応援する感性ビジネスを考えている。

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投稿日:2017年06月20日