市内に3つある花菖蒲園にも、選択と集中のトレンドが表れているようだ

 伊勢崎市内にある花菖蒲園3ヶ所をハシゴする計画で、最初にあづま水生植物公園で、パチリ。

 ここでは、丁寧に観察しながら変な形をした木道にフォーカスして花菖蒲風景を撮ったところ、新たなイメージを見つけ、ウォッチする楽しさをチョッピリながら感じた。

 そこで、気分を盛り上げながら、次の赤堀花しょうぶ園に行った。

ここは、規模の大きさでは市内一番を越え県内随一の花菖蒲園だろう。難点は駐車場。

 数百年前に人工的に作られた農業用水路だが、未使用のままになっていたものを、最近花菖蒲園に造り替えた。川底が花菖蒲畑になっている細長い菖蒲園。

 花を水面のさざ波、川岸の風景を納涼船気分で見られるところが、特徴なのかもしれない。

 ここでも、継ぎはぎのの多い木道を入れた眺めにフォーカスして、パチリ。

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 そのアップ写真。 あずま水生植物園では、見物人は数人だったが、ここでは、結構な人出で人影の途切れた木道風景を撮るのに、10分程度待たされた。予想通り花菖蒲園の一番人気スポットになっていて、隣接する狭い駐車場は満車になっていた。

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 木道端で、一番きれいで、艶のある花菖蒲の花を選んで、パチリ。

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 その超アップを、パチリ。 いつもと変わらない風景だった。

 見頃は、今週~来週に掛けてだろう。その頃になると、あじさいも咲き、木道も混み合うことになる。

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 3番目になったのが、華蔵寺公園・水生植物園だった。 が、花菖蒲の面影はなくなっていた。カルガモと雑草とも見間違える発育不全の花菖蒲、今年も咲かないだろう。

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 改修された橋、花菖蒲あっての継ぎ橋風景なのだが・・・、と思いながら、周囲に花菖蒲のない寂しい風景を、パチリ。

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 こちらも、人影も花菖蒲の花もない太鼓橋風景を、パチリ。どことなく、黒い杭のモダンな風景も寂しそうに見えた。

 以前の華やかな花菖蒲風景を知っている人達は、時代の流れだ、と寂しく思っているだろう。

 失われた20年間、企業は円高不況で構造改革の荒波にもまれていた。その時に、"選択と集中"のキーワードで、一番強いモノを選択し、それらに集中投資する・・・、といったようなことが行われた。

 市内の3つの花菖蒲園を見て、行政でも、予算の制約などから、この"選択と集中"が、進んでいる様に見受けた。

 華蔵寺公園は、桜やつつじ、松、遊園地などに特化してゆくのかな、と。少し、寂しい気もするが、時代の流れで共倒れにならないためにも仕方ないことだ。民間企業では、利益を確保し生き残るための常套手段だったことを思い出した。

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投稿日:2017年06月15日