あづま水生植物公園の花菖蒲を、変わった形の木道にフォーカスして

 6月8日に関東地方も梅雨入りし、その証のように夜中に少々降ったようで地面が濡れていた。しかし、翌日は快晴になり、市内3ヶ所の公園へ少し早いようだが花菖蒲を撮りに行く。

 最初に、あづま水生植物公園。ここ1~2年じり貧傾向に見えていたので、正直あまり期待していなかった。おまけに昨年は見頃を過ぎていたので撮らず終いだった。

 今年の訪問は逆に早過ぎたようで、花菖蒲祭りのテントが張られ準備も整っていたが、人影はチラホラ。

 今回は、丁寧にウォッチすることで撮影ポイントを探したい、と臨んだ。幸い、これから見頃を迎えるので花に張りのある美しさがあり、今までに撮っていない新たなシーンを探すことにした。

 最初に、広々とした花菖蒲風景を、パチリ。ここには、合板製の変わった形の木道があり、ここでは横たわった丸太が見え隠れするように写っている。

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その木道にフォーカスして、パチリ。直線のようにも見えるが、変わった形なのだ。思い浮ぶのが、あやめや花菖蒲池や小川に架かっている風情のある八橋。

 幅の狭い橋板を数枚、稲妻のような形につなぎかけた橋である。8枚の板からなる三河の八橋に由来する、らしい。最近では、短冊形のせんべいやおたべの方が知られている。

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 折れ曲がっているようで、行く先が花菖蒲の中に隠れてしまっているのが、何ともロマンがあって良い、と感じながらパチリ。

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 輝く水面を日本画のイメージで、パチリ。風流な花菖蒲風景の写りになった。が、たまたまラッキーだったのだろうか。

 今回は、そうは思わない。丁寧にウォッチした成果だと、思いたい。さらに、"探し求める気持ちが強かった"から、と思いたい。

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 違った角度から木道を、パチリ。囲炉裏端を囲むような四角形の木道に突き当り端を回るように作られている。8年前の記事(あずま水生植物公園、要介護者が車椅子で記念写真)では、周囲にも花菖蒲が咲き乱れ、記念撮影ポイントになっていたことが偲ばれる。その頃からすると、やっぱり、しなびた風景・・・に、成り下がっているような気もする。

 しかし、市内には、赤堀花しょうぶ園という広大な菖蒲園もあるので"選択と集中"が行政面でも現れているのかもしれない。華蔵寺公園の花菖蒲も錆びれて、然りだった。

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 撮影ポイントを、以前見向きもしなかった反対方向に変え、お祭り準備のテントを背景に、パチリ。手入れの行き届いた華やかな頃のように見えたのだった。

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投稿日:2017年06月12日