彼岸花の複雑な花図案はステンドグラス化は難しく抽象化しないと

 彼岸花は、とても複雑な姿の花で写真から具象化した複雑な花図案で、ステンドグラスを作るのは難しく面倒な気がしている。

 複雑さが、そのままステンドグラス化するには障害になる。

 例え作れても、多数のガラスピースが必要になり大きなサイズになる恐れがある。

 そこで、見たままでなく、ちょい抽象化した花図案にデザインし、程々のガラスピース数で製作できる方法を探ってみることにした。

 全てデザイナー任せでなく、できればデザインコンセプト位は、自分でも考えてみたい、と想っている。

 そのためのヒントになればと鉢植えの彼岸花の花を、摘んで平面図の様なものや、さらにバラバラにしたりして撮ることにした。

 彼岸花の花を3つ摘んで置いてみると、赤いひも川うどんのような花弁(?)やしなやかに反り返った猫のひげ(?)が繊細で優雅な花に見え、とても不吉な花のイメージなど感じられない。鮮やか過ぎる赤も血の色とも感じない。先入観念の度合かもしれない。

 しかし、この繊細さが、写真のままでは複雑すぎ、ステンドグラス化の障害になる。

higanbana118.jpg  一つの花を選んで、上から平面図を描くつもりで、 入り組んだ花弁(?)としなやかなひげ(?)を、パチリ。花弁の入り組んだ状態がパズルの様で複雑さを増幅しているようだ。

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  複雑さを解明しようと観察してみると、6つの小枝に分かれていたので、ハサミで切って6つの小花に分解したところ、とてもシンプルな小花だった。

 そこで、元の花のように配置してから間隔を大きく開けてみると、スッキリした小花の輪になったところを、パチリ。

 間隔を狭めると、彼岸花の複雑さが再現し、イメージの変化に驚いた。

 ここで、大事なことが解かった。連続した花弁の複雑さでなく単に入り組んだ複雑さだった。基本は、6つの小花だった。

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 真ん中に、彼岸花を置いてみると、全く別の花模様に見えた。

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 それを、横から、パチリ。

彼岸花のイメージも薄らいで、華やかな花模様に変身している。

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 小花を並列に並べてみると、一層花模様らしくなり、彼岸花と違った印象深い花模様に見事に変身している。

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 彼岸花も、いろいろな見方ができることを実感し、少し視野が広がった気分になり、リッチな気持ちになった。心豊かにとは、多分こんな気分のことだろう。

 ときに、ハローグラスでは、花図案に始まるステンドグラス加工品の美のおもてなしで、癒しや感動サービスを提供し、楽しくて心健やかな生活を応援する感性ビジネスを考えている。

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投稿日:2016年10月04日