尖ったつぼみを多くしたあやめ屏風図のような接着ステンドグラス

松並木でヤマツツジの赤や新緑の萌えるような美しさを撮った後、ぐんまフラワーパークへ。ここには、テーブルやいすが方々にあり自動販売機もあるので休憩場所としても利用している。

休んだ後歩き出すと、菖蒲池の陸地側で咲き始めていたあやめを見つけた。

 先ず、見頃のあやめとつぼみを、木道の反対側に黄菖蒲を入れて、パチリ。

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角度を変えて、パチリ。品の良い美しさに見えた。

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槍のように尖ったつぼみと花開いた姿とを、さらにアップで、パチリ。こんなに瑞々しい美しさを感じたのは久しぶりな気がする。見頃中の見頃に遭遇したようでラッキーな気がした。花に張りがあり、しっとりした艶になっている。

 ときに40年も昔のことだが、二人で上野駅から京成電車で市川に帰る途中、あやめを見に堀切菖蒲園に行ったこともあったな、と故人の笑顔が浮かんできた・・・。今想えば、その頃互いにそれぞれの仕事に明け暮れ、その延長に幸せがある・・・と勘違いしていた気がする・・・。

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話は戻り、きれいなあやめが撮れたことに満足しながら帰途に。すると今度は、途中にある大室公園のあやめが気になったので寄ってみた。

 ここのあやめは、木道の南側になるので、いつも逆光になり撮るのが難しく満足するような写りは少なかった気がする。

幸い、天候は薄曇りに変わっていたので、湿地帯の緑を背景に一列に並んだ姿を、パチリ。

この光景に浮かんでくるのが、光琳のあやめ屏風図。接着ステンドグラスのCAD・CAMシステムを開発していた頃、製品化してみたいデザインの一つだった。ただ、槍のような尖ったつぼみを多くしたものを作りたい、と。しかし、未だ創業できず、実現していない。

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シルエットを際立たせて、見上げる角度で、パチリ。やっぱり逆光の写真の特徴でもあるシルエットが浮き上がって現れていた。

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あやめと黄菖蒲の仲良く並んだ光景を、パチリ。紺色と黄色の相性の良い色の共演でもあった。

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投稿日:2016年05月20日