ぐんま創業スクール。宿題の経営理念と目標となる3年後のゴール

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10月26日から、群馬県商工会連合会主催のぐんま創業スクールを受講している。 講師の綿貫有二先生は、優しそうに見えるが内容は厳しく、初回から宿題が出た。

その一が、経営理念(創業の動機・理由)。ミッションについて。

流線形状・切断面の美しさにこだわったステンドグラス・ガラスピースで創作したスッキリ感のある商品を通して、癒しや感動が生まれ心豊かな生活スタイルを求める顧客に喜んで頂く』ことをミッションとする事業活動を地域と共生しながら行う。

これにより、自分達と顧客と地域を幸せにする会社です。

また、自分達の幸せは、生甲斐のある生活を育むこと。

行動指針として、独自性を尊びチャレンジすること。

振り返って、私は、ソフトウエア技術者として約40年間ソフトウエア開発に携わってきた。その間、東京・四谷で受託開発のソフトウエアハウスを経営し、"自社開発のソフトウエア製品"の必要性を痛感したが夢の実現は難しかった。

50歳(平成バブルが弾けた頃)を契機に会社を廃業し、個人に戻り以前から構想を練っていた『ステンドグラスのCAD・CAMソフトウエアシステム』の開発にチャレンジし、およそ10年費やし完成し、特許権も取得した。これで、強みが生まれた。

他方、少子高齢化・成熟社会を背景に、ものの豊かさから心の豊かさにシフトしている現在、心豊かな生活スタイルを求める顧客を応援する目的で、"ステンドグラスの美でおもてなし"するステンドグラス商品を創作・販売し、皆さんに喜んで頂くことを考えた。

強みのオンリーワン技術で『ステンドグラス板を、NC(汎用数値制御工作機械)加工し、ステンドグラス・ガラスピースの魅力を持つ商品を企画・開発し販売する事業』だった。

また、このオンリーワン技術と地場産業の金属部品加工業との連携で製作すること。さらに、コラボによる商品開発や販売などで地域の仲間と連携し、地域活性化に貢献すること。

これ等のことを、年齢相応のマイペースプランで、固定費を掛けずに、ニーズ探し・商品作り・市場テストのプロセスを重視したアンテナショップ・イメージの『プレ創業』からスタートすることにした。

幸い、この程度の体制ならば、周囲の助けを借りて少ない費用で開業できる目途もつきそうだ。

その二が、ビジョン(事業の将来目標)について。

今の私には、企業規模を拡大して・・・という野心は薄れている。代わって、オンリーワンの高品質のステンドグラス・ガラスピースの魅力を多くの人に伝え、心豊かになり笑顔になってもらうこと。

これにより、ステンドグラス・ガラスピースで作ったオリジナル製品の認知が進むことを望んでいる。

年商2000万円、売上総利益が1000万円、売上総利益率が50%。

販売管理費が800万円で構成比率40%。

広告宣伝費100万円で構成比率5%、商品開発費100万円で構成比率5%を計上した。

営業利益は、200万円で、営業利益率は、10%。

規模こそ小さいが、手間賃売上でなく、長年の夢だった"直売型メーカー"ともいえる自社開発製品売上であることに満足している。

この目標が達成できれば、当社の『オリジナル製品は、社会に認知された』と判断し、導入期から成長期に向かってチャレンジする体制づくりに入る。

が、この機会に経営トップから退き、出来れば創作活動やツール開発に専念したい。

経営者は、少なからず野心が必要だ。その原動力で前進してもらいたい。

そんなことを考えながら、三年後の目標となる損益計算書を作成した。

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成長期の中期計画では、東京オリンピック・ブームに便乗し、接着ステンドグラスや透明ガラスの衝突防止マーク等の商品ライン、それもガラスピース数の多い商品を追加する。

また、保育園や幼稚園を始めとした接着ステンドグラスの複層ガラス窓・サッシ商品を追加する。例えば、『メルヘンな複層ガラスのステンドグラス窓に見惚れた園児が、喜び感動する心健やかサービス』である。

さらに、長期計画では、ステンドグラスは西洋文化が育んだもの、逆輸出を考えている。

最後に群馬発をテーマに、ステンドグラス・写真・ジグソーパズルのハローグラス・ワールド』のコンセプトで、インターネット上で花の仮想テーマパークの実現にチャレンジすること。

そして、皆さんに楽しんで頂き、笑顔になってもらいたい。

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投稿日:2014年11月04日