NC加工したガラスピースの輪郭曲面を、MD砥石で艶出し研磨する

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グラスター社製ルーターを使って艶出し研磨のテストをした。

NC加工したガラスピースの輪郭曲面を研磨するテストです。

MD砥石とセリウムスポンジの2通りをテストした。

最初に、MD砥石でガラスピースの曲面研磨テストをした。

下の写真は、研磨したガラスピースを拡大したものでです。

3等分したガラスピースの輪郭曲面の中央部分がMD砥石で研磨した部分です。

左右の部分は、NC加工したままの状態で、白っぽく見えるのは面の粗さで光が乱反射している状態です。

それに比べて中央部分は、MD研磨で面の粗さがより細かくなりら乱反射が少なくなり艶が出ています。

明らかに、研磨の効果が現れています。

これに要した研磨時間は、たった10秒~20秒です。

glster3.jpg

別のガラスピースも研磨して見た。それが、下の写真です。

輪郭曲面の左半分がMD研磨して艶が出ている部分、右半分がNC輪郭加工のままの乱反射している状態です。

これを見て、結論が出た。

NC加工したガラスピースを、MD砥石で艶出し研磨する。

この仕上げ方法で、目的は果たせるはずである。

結論は、この仕上げが最終仕上げとなる。この品質基準で製品化する。

残る問題は、外形10ミリのMD砥石が必要になること。

これがあれば、全てのNC加工輪郭曲面がMD研磨できる。

早速、調達の調査をしなければならない。

glster4.jpg

次に、セリウムスポンジも購入したのでテストした。

本来なら、MD砥石研磨仕上げした艶出し部分に対して、さらに鏡面仕上げ研磨するはずなんだろうが、当面その必要がない。

そこで、NC加工した輪郭曲面に対して、セリウムスポンジでも研磨してみた。

下の写真がその時の様子である。

だがMD研磨のようには、上手くいかなかった。研磨に時間がかかり過ぎる。

セリウムスポンジは、MD研磨して艶が出るくらいに仕上がったものを、さらに鏡面仕上げするのに効果がある、と確かに推測できる結果に終わった。

glster5.jpg

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投稿日:2010年09月30日