小岩菖蒲園、「たそがれどきの花菖蒲の写真」の思い出

花菖蒲の写真ですが、シーズン到来より一足先に掲載します、と

云うことで今までに撮り貯めたお気に入りの花菖蒲の写真を見ている。

アナログ時代の写真なので、手札サイズの印画紙の写真で80枚程ある。

殆どが、東京にいた頃、正確には市川にいた頃撮ったなつかしい写真です。

市川と小岩の間に東京都と千葉県の境になる江戸川が流れている。

hanasyoubu13.jpg小岩菖蒲園は東京都側の江戸川のほとりにあり、

私は、市川からよく歩いて行っては撮った。

だから、ここで撮ったものが一番多く、忘れることの出来ない思い出も多い。

そんな中に、たそがれどきの花菖蒲の写真が10数枚ある。

この花菖蒲の写真を見ていると、ふとその頃がよみがえった。

それらの全てが逆光で撮った写真で花菖蒲のシルエットが

くっきりと表れて、寂しいと云うか、もの悲しさを覚えるが、

それでもなお、凛としているように思える。

その頃、彼岸に旅立った人を想いながら撮ったのだろうか?

そうに違いないのだが、今はもう忘れてわからない。

時の経つのは残酷でもあり、救いでもあると改めて思う。

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だが、私のチャレンジの源泉は、ここにあり、今も生きている。

このとき、損得勘定の処世術を超えて、これからは

「好きなことをやろう」と決心し、生活の場も群馬に移して、

夢の実現に向けて旅立ち、再出発だった。

「好きなこと」とは何か、一番やりたいこと、自分が一番欲しいことで、

加えて、これまでの半生が充分生かせること、と考えた重たい選択だった。

これは、自分を生かす旅立ちでもあった、と思う。

あれから20年経つが、今もチャレンジが続いている。

私に、この生き方を決断させたのが、彼岸に旅立った人 だろう。

そう感謝しながら、今もぐうたら生活を送っているが

生涯現役でチャレンジだけは続けたいと願っている。

これが、私の人生であり、恩返しだと思っている。

どうも、話が演歌になってしまったが、67歳のたそがれびとのひとりごとです。

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いずれの日か

彼岸へ旅立つ

日まで

夢に向かって

チャレンジの

旅を

続けたい。

そして

生ききりたい

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投稿日:2009年05月21日